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会社は生き物

2年前。。

会社から追放されて、生活も今の仕事も落ち着いてきたころ、
実家に帰省した。
前社は実家から、わずか1kmほどしか離れておらず、
久しぶりに会社の前を車で通りかかった。

懐かしい在りし日の会社のを見て感じたのは、
「停滞」だった。
サラサラと流れる川に対して、澱んだ池だ。
もちろん、先入観がそうさせているのかもしれない。

虫の報せ

実は私には霊感があるらしい。幼少期から「第六感」のようなものがあって、
事故が起こると直感した直後に目の前で人が轢かれたり、                               突然ザワザワ感に苛まれ、その晩にリアルな夢をみて、それが現実になったという事は、一度や二度ではない。

あの時もそうだった。

未曾有の感染症が蔓延し緊急事態宣言が発出された頃、
突然、ザワザワと「なにかが起こる!」と胸中で激しく騒いだ。

2020年4月の上旬だったと思う。
(結果論だと言われそうだが、いつも書いているEverNoteの日記を公開しても良い)
2時間ほどしてザワザワは消えた。
それから3ヶ月後、報せがあった。
あの時のザワザワが的中した。

前社の社員が死んだ。苦しんであの世に逝った。

会社は生き物だ

生命の集合体が会社という箱に命を宿す。
あの時、箱から感じた「停滞」は、
死を覚悟するほどの絶望か叫びだったのか。
役員が、
経営者が、
彼の変化に気づくことができなかったのか。

最悪のことが起こってしまった。
私が会社を去って、なにを残せたのだろうか。                                     幸せだったかつての日々はどこへ行ってしまったのだろう。
問題の根源を徹底的に追求して、
経営者が役員が謙虚に反省しないと、
必ず次の犠牲者が出るはずだ。

死者や病人、
不幸な人を出すところなんて、
会社じゃない。
みんなが経営者と一緒に夢を見るところが会社なんだ。

そう思うと、
責任の一端は、                                                  自分にもあるかもしれないと、
なんとなく感じてしまう。

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