できる市長、あかん市長
2020.12.25
最近、若い市長をよく目にします。対照的だな、と思って笑ってしまったのが、二人の若い市長。
一人は、毛利元就ゆかりの地、広島県安芸高田市の石丸伸二市長。
もう一人は、なんの変哲もない、愛知県西尾市の中村健市長。
広島県安芸高田市
まず、石丸伸二市長。
前回の児玉市長が贈収賄事件の引責で辞職。
後任候補として副市長の竹本氏が立候補を表明。
賄賂しておいて、すげ替え候補で居座ろうという魂胆。許せん!
他に候補者はいない(出さない)として、児玉−竹本の首すげ替え体制が出来上がる中、
「ちょっと待ったー!」
で対戦相手として立候補したのが、石丸伸二市長。
これに引き攣った「すげ替え体制」の狼狽ようを想像すると笑える。
そして、完全アウェイのなか、見事当選!
ほんとに勇気ある行動だと思う。
既得権益をぶっ潰して、新しい社会を築いていく、この姿勢がカッコイイ。
しかし、早速というかお約束というか、老人議員の嫌がらせにあい、twitterのフォロワーを味方に応戦する。
時代の手法を駆使するところは新しいが、古い体制にはよく思われないだろう。
前途多難だが応援する。
頑張ってほしい。
愛知県西尾市
もう一人、残念なのは西尾市の中村健市長だ。
西尾市と言えば、コロナ禍で市民に会食自粛を要請しながら、
市議会議員14人がコンパニオンを交えて大宴会をしたと非難された。
この宴会に中村市長も招待されていたが、
彼は、「この時世なので、今回は中止にしてください」とは言えなかった。
彼は1期(4年)市議会議員を勤めた後、市長に当選している。
任期中に大きな功績を残した実績はない。
裏で忖度があったかどうか、知らない。
彼は既得権益に抗い戦うことはできないだろう。
残念だが、早めにやめたほうがいいと思う。
既得権益をぶっ壊すのはそんな古巣にいたんじゃダメなんだ。
最初から潰しに行く覚悟で、孤軍奮闘しないと、若い市長なんて、老人議員に使われてポイだ。
蚊帳の外に置かれて、妨害されることもあるだろう。
でも、市民は新しい世を作ってくれる人を応援するんだ。
がんばれ、
若い市長。
若い社長。