ざんねんブーム?
2021.11.07
数年前(というよりコロナ禍前)は「すごい」が流行した。
「すごい会議」とか「すごい話し方」などなど。
とにかく「すごい」をつけると書籍でもセミナーでもよく売れた。
ここ最近、「すごい」→「ざんねん」に変わりつつある。
書店に行くと面出しで並べられる多くの新刊に「ざんねん」「残念」というタイトルが目立つ。
ポジティブな表現よりネガティブな方が消費者を惹きつける。
かつての「すごい」「強い」「できる」などの優れるアピールが脇に追いやられる背景には、コロナ禍の閉塞感があるのは否定できない。
最近、疲れの影響なのか、かつての優れるアピールはなんか嘘くさい、と言うかマウント取られているように感じる。
松岡修造の日めくりカレンダーもそう。
昨今の世相を反映して、2021年版は「ガッツポーズ」と「!」が無い。
確かに、あのポジティブ圧は、ちょっと。。ってなる。
みんな疲れてるんですね。
だから、「ざんねん」とか「だるい」などのちょっと引いた感じの方が共感を呼ぶ。
今はそういう時代なのです。