期待はしない
2022.05.23
期待して良かった事は一度もない
以前、「サンクタム」と言う映画を観た。
今から約10年前に公開された映画だ。
未開の洞窟を探検していたダイバーチームが、突然の台風で洞窟の外部からの浸水で出口が塞がれてしまった。
絶体絶命に直面したダイバーが、「救助を待つか」「脱出するか」の選択に迫られ、ダイバーの一人が「期待して良かった事は一度もない」と言い残し、僅かしか酸素が残っていないボンベを持って自力で脱出する結末だ。
自分を守るために現状を変えたい。
そして、何か行動を起こすと言うことは必ずある程度のリスクを伴う。
100%安全な選択なんてない。
不慣れな状況で新しい選択を迫られる時は、
誰もが失敗を恐れて、客観的な正解を求め、
誰かに決めてほしくなる。
でも他者の意見を参考にしても、
最終的な自分にとっての正解は、
その時々で自分が納得できる選択をするしかない。
未来の自分は呑気なもので、過去を振り返り、
あれは失敗だったと悔やむよりも、
結局あれで良かったんだと、
なぜか正当化するような思考になっている自分に気がつくものだ。
そう考えると何かを決断するためには強い人であることよりも、
用心深い楽観主義者でありたい。