後継者の読本 シェークスピア
2023.10.26
リア王から学ぶこと
この作品から学びは、他人が築いた富に依存すると崩壊すると言うことです。子を愛し、その愛した娘や娘婿に裏切られ、非人道的な娘夫婦に親の富を奪われる。
そんなリア王の悲しい人生が描かれています。晩年になって初めて経験する失敗からリアという国王が人生の究極の目的を会得する域に達成します。
それに対し、親の富に依存した娘夫婦が辿った悲惨な運命。親であっても自分以外の他人が築いた富を、時間や労力を犠牲にせずに享受すると言うことは、
自然の原理に基づき淘汰されるということも本書では伝えています。
こんな言葉を思い出しました。
父親から受け継いだものを、もう一度自分で築き直す必要がある。
そうしなければ自分のものにはならない。
−ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
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